満腹時のサウナは危険な行為?
サウナへの入浴は、多くの人々にとってリラックスや健康増進の手段として親しまれています。しかし、知らず知らずのうちに身体に危険を及ぼす可能性がある行為が存在します。その1つが、満腹状態でのサウナ入浴です。
なぜ満腹状態ではサウナに入ってはいけないのか?
食事をすると、身体は消化に専念するため、消化管周辺に多くの血流を集中させます。一方、サウナに入ると、体温上昇を抑えるため、皮膚に近い部分の血流が増加します。この2つの生理現象が重なると、消化に必要な血流が奪われ、食べ物が正常に消化されず消化不良を引き起こしてしまうのです。
満腹時のサウナ入浴を避けるために
①食後、数時間は入浴を控えましょう
消化に適した時間を確保するため、食後は数時間はサウナを避けることをおすすめします。個人差もありますので、消化状況を確認しながら無理のない範囲で入浴を心がけましょう。
②軽めの食事にとどめる
サウナに行く前は、脂っこい重めの食事は控えめにしましょう。手頃な量の軽めの食事で済ませるのがベストです。ただし、空腹時の入浴も低血糖のリスクがあるので、適度に食べることが大切です。
③水分をしっかりと補給する
サウナでは多量の発汗が起こるため、脱水症状に陥りやすくなります。サウナ前後はこまめに水分を補給し、トラブルを未然に防ぎましょう。スポーツドリンクなども有効活用できます。
サウナを堪能するなら、体調管理が肝心
サウナを心身ともに健やかに愉しむには、満腹や空腹状態を避けることが何より大切です!自分の体調を常に意識し、無理のない範囲でサウナを楽しむことをおすすめします。その際の気をつけるべきポイントを意識していただければ、充実したサウナライフが堪能できるはずです。