
こんにちは、鳴海慎吾です。
今日はサウナストーブの上にある鉄板についての記事を書きました!
サウナにハマっている方がサウナを楽しむとき、多くの方は熱源となるサウナヒーターやサウナストーンに注目しますよね。けれども、実はその真上の天井部分にも重要な仕組みがあることをご存じでしょうか。サウナストーブの天井に取り付けられた金属製の板は、ただの飾りやデザインではありません。それは「遮熱板」と呼ばれ、サウナの構造を支えるうえで欠かせない存在です。この記事では、この遮熱板がいったい何のためにあるのか、そしてサウナヒーターやサウナストーンの熱から天井を保護するためのポイントをわかりやすく解説します。
サウナストーブ上の鉄板「遮熱板」とは何のため?

サウナを利用していると天井付近が非常に熱くなることがあります。火力の強いサウナヒーターが常に稼働しているため、炉近辺の温度はとても高くなり、とりわけストーブの真上部分は熱が集中しやすい場所です。ここで役立つのが「遮熱板」です。
サウナヒーターやサウナストーンから発せられる熱を天井に直接届きにくくすることで、天井の素材を守る役割があります。木造サウナの場合、天井が加熱されすぎると変色や劣化の原因となります。遮熱板があることで、サウナ空間を長く安全に保ち、メンテナンス面の手間を減らしてくれるのです。
遮熱板の素材はどう選ばれる?
遮熱板は、主にステンレスや鉄、アルミなどの金属が採用されることが多いです。高温にさらされても反りにくく、耐久性に優れているため、サウナヒーターの真上で過酷な熱環境に晒されても性能を保ち続けます。とくにステンレスは錆びにくく、お手入れのしやすさから多くのサウナ施設で採用されています。
実際にどれくらい効果がある?
遮熱板の有無は、天井面に伝わる熱量に大きく影響します。遮熱板がしっかりと取り付けられているサウナでは、天井の温度上昇が抑えられるため、木材が焦げたり色が変わったりするリスクがかなり低減されます。遮熱板がない場合、ヒーター上部の天井が高熱にさらされ、経年劣化が早まる原因にもなりかねません。結果として頻繁な修繕や補強工事が必要となり、サウナの運用コストにも大きな差が出るでしょう。
遮熱板があることで得られるメリット
天井の長寿命化
サウナヒーターが生み出す強い熱を和らげることで、天井素材の劣化スピードを遅らせます。特に木材は熱や湿度の影響を強く受けるため、遮熱板による保護があるとかなり安心です。
安全性の向上
一部のサウナでは、天井との距離の関係で火傷のリスクを考えなければならないこともあります。遮熱板によって直接的な熱の伝わりを抑えれば、サウナ室内全体の安全性が高まります。
メンテナンスコストの削減
天井の焦げや木材のダメージを未然に防ぐことは、結果的にリペア工事の回数を少なくします。したがって、サウナ施設のランニングコストを低減するうえでも重要な設備といえるでしょう。この点は個人宅用のサウナでも同様で、長期的に見るとコストパフォーマンスを向上させてくれます。
遮熱板の設置や選び方のポイント
遮熱板はサウナヒーターの性能やサウナ室の設計に合わせて選ぶ必要があります。たとえば、ヒーターの出力が高いものほど、厚みのある金属板がオススメです。また、サウナ室の天井の素材や高さによっても設置位置や角度を調整することが大切です。専門業者と相談しながら、サウナ全体の使用状況に合ったものを選びましょう。

施設用・家庭用問わずまずは専門の代理店に相談するのを強くオススメします。
まとめ
サウナストーブの上の天井に取り付けられた鉄板、通称「遮熱板」は、サウナ室の安全性と快適性を支える見えない立役者です。サウナヒーターやサウナストーンの強い熱を天井に直接届かないよう遮断し、木材の変色や劣化を防ぎます。適切な遮熱板を導入することで、メンテナンスコストを抑え、長期的に快適なサウナ空間を楽しむことができるでしょう。サウナを安心して長く使いたい方こそ、遮熱板の存在に目を向けてみてはいかがでしょうか。
