コラム サウナの基本知識

健康診断前のサウナ利用、実は要注意!知っておくべき重要ポイント

健康診断前のサウナ利用、実は要注意!知っておくべき重要ポイント

この記事で解決できるお悩み

  • 健康診断や人間ドッグ直前にサウナへ行ってよいか迷っている
  • 健康診断の結果がどのように変わるか疑問を持っている
  • サウナと検査前のタイミングに注意が必要な理由を詳しく知りたい
  • 検査前の体調管理や準備方法のコツを知りたい
鳴海慎吾
鳴海慎吾

こんにちは、鳴海慎吾です。
本日はサウナと健康診断の関係性についてのお悩みを解決する記事を書きました!

サウナが好きな方にとって、健康診断や人間ドッグの前日でも「せっかくだから入りたい」という気持ちが湧いてくる瞬間はありませんか?汗をかいてリフレッシュできるあの心地よさは格別ですよね。しかし、健康診断の直前にサウナを利用すると、体重測定や血液検査などの数値に変化が出る可能性があります。誤った結果を避けるためにも、健康診断前には「サウナを控えるべき理由」や「正しい準備方法」を知っておくことが大切です。この記事では、サウナが健康診断に与える影響や、人間ドッグを受ける際の注意点などについて、分かりやすく解説していきます。

本記事を読めば、サウナ好きの方はもちろん、サウナにそこまで馴染みのない方でも「健康診断前にやっておくべきこと」「気をつけたい習慣」がクリアになるはずです。それでは早速、一緒に見ていきましょう。

  • この記事を書いた人

鳴海 慎吾

宮崎市在住の30代 会社員。普段はIT系の企業に勤めながら平日・土日祝問わずサウナめぐりをしています。サウナブームが再来している中、宮崎県は他県と比べまだまだと感じ、情報発信サイト始めました。 サウナ歴:10年くらい プロフィール

健康診断前にサウナを控えるべき理由

健康診断や人間ドッグは、自分の健康状態を正確に把握するための大切な機会です。サウナは心身のリラックス効果などメリットが多い選択肢ですが、診断前のタイミングで利用することは、検査結果に微妙な影響を及ぼす場合があります。以下では、主に3つのポイントから、その理由を詳しくお伝えします。

体重測定への影響

サウナに入ると、汗として水分が排出され、体が軽くなったように感じることがあります。実際に、サウナから出た直後は一時的に体重が減少することも珍しくありません。しかし、この減少はあくまでも「水分の損失」によるものです。検査で測る体重は、日頃の生活習慣から得られる本来の数値を元に判断されるのが望ましいため、サウナによる水分損失が加わった状態で計測すると、実際よりも軽く測定される可能性があります。

また、サウナ後にはしっかり水分補給を行わないと脱水状態になり、さらに数値が不安定になります。体重測定の信頼性を保ちたいなら、診断前日や当日のサウナは控えておくのがベストです。

血液検査への影響

サウナで大量の汗をかくと、血中の水分量が減少し、血液がやや濃縮された状態になることがあります。その結果、赤血球数やヘモグロビン値などが通常より高く出てしまう可能性があるのです。

また、サウナで発汗すると、ナトリウムやカリウムといった電解質が失われやすくなります。血液検査では、その日の体内環境が大きく反映されるため、サウナ後すぐの採血では、いつもと異なるバランスになりやすいと考えられます。本来の健康状態を正しく把握するためには、診断前に過剰な発汗を避けることが望ましいでしょう。

尿検査への影響

サウナ後に水分補給を適切に行わないと、尿の濃度が高い状態になる可能性があります。濃縮された尿は、普段よりも高い成分値を示すかもしれません。一方で、サウナ後に意識して多めの水分をとると、今度は尿が薄まり、成分値が低く出る可能性も否定できません。

いずれにしても、健康診断での尿検査は、通常の体の状態を基に判断したいもの。診断直前のサウナ利用は、こうした数値のブレを招くため、ごく短期間だけでも利用を控えたほうが良いとされています。

人間ドッグとの関連性:リスクを最小限にするために

健康診断と同様、人間ドッグでも各種検査が行われます。特に細かい血液検査や尿検査、心電図、場合によっては負荷心電図など、詳細な数値を得るプログラムが含まれます。サウナで大量に汗をかくことによる体内の水分バランスの乱れや、一時的な血圧変動は、これらの検査結果にも影響するでしょう。

また、人間ドッグは通常の健康診断よりも検査項目が多い傾向にあります。せっかく受ける精密検査なのに、直前のサウナ利用によって正確性を下げてしまうのはもったいないですよね。人間ドッグを受ける方は、少なくとも受診の数日前からサウナを避けるか、利用を大幅に減らすようにしてください。最大限リラックスして臨みたいという方は、検査が全部終了してから存分に楽しんだ方が、結果も安心です。


健康診断前に気をつけたいその他の習慣

サウナに限らず、健康診断や人間ドッグの精度を高めるために、前日から当日までに気をつけるべきポイントがあります。以下では特に意識しておきたい習慣を挙げてみましょう。

水分補給を怠らない

前日はもちろん、普段からこまめな水分補給を心がけましょう。脱水状態を避けることで、血液検査や尿検査などの数値を安定させやすくなります。

過度な運動は控える

ハードな運動は筋肉の疲労や炎症を引き起こし、検査数値に影響が出ることがあります。健康維持のための適度なウォーキングや軽いストレッチ程度にとどめ、体を激しく動かすことは避けましょう。

食事は普段通りに

前日の夜に急に食事を極端に減らしたり、脂っこいものを多く摂取したりすると、検査当日の数値が本来の状態からズレてしまう可能性があります。栄養バランスのとれた食事を心がけ、急激な食事制限や偏った食事は避けましょう。

十分な睡眠を確保する

睡眠不足は体調に大きく影響します。特に血圧やストレスホルモンの分泌にも関わるため、検査結果にも少なからず影響が出ることがあります。検査前日は睡眠時間をしっかり確保し、深夜まで作業やスマートフォンをいじることは控えめにしましょう。

検査当日は、病院から指示された飲食制限を守ることはもちろん、緊張をほぐす程度の軽いストレッチなどで体を温め、リラックスした状態で臨むと良いでしょう。

まとめ

健康診断や人間ドッグを受ける前のサウナ利用は、検査結果の正確さに影響が出る可能性があるため、できれば前日の利用は避けたいところです。「体重を少しでも減らしたい」「汗でスッキリしたい」と考える方もいるかもしれませんが、一時的な水分損失は本当の意味での数値改善にはつながらず、むしろ診断の精度を下げてしまう場合もあります。

サウナを楽しむことで得られるリラックス感や爽快感は魅力的ですが、健康診断や人間ドッグの時期だけは少し距離を置いて、本来の健康状態を正しくチェックしましょう。検査後には、思う存分サウナを満喫できるはずです。自分の健康を知る貴重な場面だからこそ、最善の結果を得るために準備を怠らないことが大切です。

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鳴海 慎吾

宮崎市在住の30代 会社員。普段はIT系の企業に勤めながら平日・土日祝問わずサウナめぐりをしています。サウナブームが再来している中、宮崎県は他県と比べまだまだと感じ、情報発信サイト始めました。 サウナ歴:10年くらい プロフィール

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