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寝不足でサウナ?知っておくべきリスクと対処法

寝不足でサウナ?知っておくべきリスクと対処法

この記事で解決できるお悩み

  • 寝不足のときにサウナへ行っても大丈夫か知りたい
  • 体調管理しつつサウナを楽しむ方法を探している
  • 眠いときにサウナは逆効果なの?
鳴海慎吾
鳴海慎吾

こんにちは、鳴海慎吾です。
本日はこのようなお悩みを解決する記事を書きました!

最近、「朝起きたらどうも寝足りない」「忙しくてついつい睡眠時間が削られてしまう」という方が増えています。そんなときでもサウナに行くと、汗をかいてスッキリした気分になりたいと思いますよね。しかし、寝不足の状態でサウナを利用するときには、少々気を付けておきたいポイントがあります。気持ちよくリフレッシュするはずが、むしろ身体に負担をかけてしまうケースもあるのです。

そこで本記事では、寝不足時のサウナ利用に潜むリスクや、万が一寝不足のまま行くことになったときの対処法をまとめました。サウナが好きな方はもちろん、普段あまりサウナに行かない方でも「ちょっと気になる」というタイミングがあるかもしれません。せっかくリラクセーションが得られる場ですから、安全かつ健康的にサウナを楽しむためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

  • この記事を書いた人

鳴海 慎吾

宮崎市在住の30代 会社員。普段はIT系の企業に勤めながら平日・土日祝問わずサウナめぐりをしています。サウナブームが再来している中、宮崎県は他県と比べまだまだと感じ、情報発信サイト始めました。 サウナ歴:10年くらい プロフィール

寝不足が体に与える影響とは?

睡眠不足は、私たちの体と心にさまざまな悪影響をもたらします。睡眠時間が不足すると、脳や身体が十分に休まらず、次のような状態に陥りやすくなります。

  • 集中力や判断力の低下
  • 体温調節機能の乱れ
  • 免疫力の低下
  • 血圧や心拍数の上昇

これらの影響により、日常生活だけでなく、サウナ利用においてもリスクが高まります。特にサウナは高温の環境下で発汗を促すため、健康なときには心地よい刺激ですが、寝不足状態の身体には過度な負担になる可能性があるのです。

寝不足でサウナを利用するリスク

体温調節の乱れと熱中症リスク

寝不足になると自律神経のバランスが崩れ、体温を調整する働きが弱くなりがちです。サウナは高温環境のため、うまく体温を下げられないと体内に熱がこもりやすく、最悪の場合熱中症を引き起こす危険性があります。高温に長時間さらされるのは、十分睡眠をとっていても体に刺激が大きいもの。寝不足の状態だと、その刺激をより強く感じやすくなります。

脱水症状が起こりやすくなる

サウナでは発汗量が増すため、体内の水分バランスには普段以上に注意を払う必要があります。しかし、寝不足の状態では飲食や水分摂取のタイミングがずれがちになり、知らず知らずのうちに軽度の脱水を起こしていることもあります。そのままサウナに入ると急激に大量の汗をかくため、めまいや頭痛、だるさなどの症状に見舞われるリスクが高まるのです。

心臓への負担が増す

睡眠不足は交感神経を優位にし、心拍数や血圧を上昇させやすい状態を作り出します。サウナに入ると心拍数がさらに上がりやすいため、心臓にかかる負担が大きくなります。特に、日ごろから血圧が高い方や心疾患を抱えている方は、寝不足が重なるとリスクが増大する可能性があるので注意が必要です。

認知機能の低下でトラブルを起こしやすい

寝不足によって判断力や注意力、反射神経が落ちていると、サウナ室内での立ち上がりや水風呂への移動の際にふらついたり、転倒したりする危険性があります。さらに、熱さの感じ方や適切な休憩タイミングを誤りやすく、自分でも気づかないうちに体調を悪化させるリスクも高まります。

リラックス効果を十分得られない

サウナの魅力として多くの方が挙げるのは、心身がリラックスする感覚です。しかし、寝不足だと身体が疲れ切っている状態であり、自律神経が落ち着きにくい傾向があります。その結果、本来なら感じられるはずのリフレッシュ感が得られないばかりか、逆にぐったりしてしまうこともあります。


寝不足でサウナに行く場合の対処法

それでも、「どうしても寝不足のままサウナに行かざるを得ない…」という状況は暮らしの中で起こり得ます。そんなときには、以下の対処法を意識してリスクを軽減しましょう。

サウナ滞在時間を短くする

サウナに入る時間を普段の半分から少しずつ調整してみるのがおすすめです。いつも10分程度入っている人なら5分程度に短縮するなど、身体に負担をかけすぎない工夫をしてください。体力や心拍数が普段より上がりやすいので、「短めに、こまめ」な利用を心がけましょう。

休憩を長めにとる

サウナと水風呂のセットを繰り返す“サイクル”を行う場合は、休憩時間を普段よりしっかり確保してください。横になったり、椅子に座って十分に呼吸を整えたりして、心拍数が落ち着くのを待ってから次のサイクルに移りましょう。無理をしてサウナ室へ戻ると、体調不良を招きやすくなります。

こまめな水分補給を欠かさない

寝不足のときは、意識しないと水分摂取量が不足しがちです。サウナ前、サウナ中、サウナ後と、水分補給のタイミングを忘れないようにしましょう。飲み物は冷たすぎない常温の水やスポーツドリンクなど、身体にやさしい温度と内容を選ぶとベターです。

体の声を聞き、すぐに中断する勇気

「なんだかいつもと違う」という感覚があるときは、サウナを途中で切り上げる決断が大切です。少しでも気分が悪くなったら、無理をせず退室し、身体を休めることを優先してください。ガマンを続けるほど、健康リスクは高まりがちです。

出来る限り十分な睡眠をとる

根本的な解決策としては、「しっかり眠る」ことが最も重要です。サウナをより安全に楽しむためにも、前日の夜に可能な限り十分な睡眠を確保しましょう。もし眠れない理由がある場合は、部屋の照明を落とす、スマホ操作を寝る直前にしないなどの睡眠環境を整える工夫を試してみてください。

鳴海慎吾
鳴海慎吾

私も朝サウナが好きですが、寝不足までいかなくても少し眠い場合は時短バージョンを取り入れています。朝サウナについては下記の記事もご参考にしてみてください。

朝サウナで1日をリフレッシュ!宮崎県内の朝サウナ施設まとめ
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まとめ

寝不足でサウナを利用することには、熱中症や脱水症状、心臓への負担など、さまざまなリスクが潜んでいます。せっかくのリラックス空間を楽しむためにも、自分の体調を客観的に把握し、念入りに対策を講じることが大切です。なにより、質の良いサウナ体験は睡眠によって大きく左右されます。少しでも「睡眠不足かも」と思った場合は、サウナに入る時間を短くする、水分をしっかり補給する、そして無理をせずに休むことを徹底してください。

しっかりとした睡眠をベースにすれば、サウナの心地よい発汗や快い温冷交代浴を一段と楽しむことができます。忙しさや日々のストレスから睡眠時間が削られてしまうときこそ、自分の身体の声に耳を澄ませたいものですね。

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鳴海 慎吾

宮崎市在住の30代 会社員。普段はIT系の企業に勤めながら平日・土日祝問わずサウナめぐりをしています。サウナブームが再来している中、宮崎県は他県と比べまだまだと感じ、情報発信サイト始めました。 サウナ歴:10年くらい プロフィール

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