コラム サウナの基本知識

「酒とサウナ」の危険な組み合わせ - お酒を飲んでからサウナに入ってはイケナイ理由

「酒とサウナ」の危険な組み合わせ - お酒を飲んでからサウナに入ってはイケナイ理由

現代人の多くがストレス社会に生きる中で、サウナはリフレッシュの手段として注目を集めています。適度な汗をかくことで、免疫力アップ、代謝アップなど、様々な健康効果が期待できるからです。

しかし、サウナを適切に利用できないと、健康リスクにもなり得ます。中でも気をつけたいのが、「酒とサウナの組み合わせ」です。一見すると、酔い覚ましにサウナが効果的に思えるかもしれません。しかし、実のところ酒とサウナの相性は最悪で、命に係わる危険さえあるのです。

酔い覚ましにサウナを利用するリスク

サウナは健康的なリフレッシュの場として広く知られていますが、酔った状態でサウナに入ることは絶対に避けるべきです。

サウナに入り、汗をたくさんかけばアルコールが抜けそうですが、これは都市伝説です。お酒を飲むと体内の水分バランスが崩れ、脱水状態になりがちです。そんな状態でサウナに入れば、さらに体内の水分が失われ、熱中症のリスクが高まります。

また、酔っぱらった判断力の低下により、サウナ室で寝てしまったり、ロウリュ(サウナストーブ)への水かけ過ぎ、転倒の危険に繋がる可能性があります。サウナルームで気を失ったり、火傷を負ったりするケースも後を絶ちません。

健康的なサウナ入浴のために

サウナを健康のために上手に活用するには、飲酒前後の一定期間はサウナに入らないことが賢明です。一般的には、飲酒前の数時間と飲酒後の8時間はサウナを控えることが推奨されています。

サウナは適度な使用ならば、免疫力アップ、代謝アップなど、様々な健康効果が期待できます。しかし、酔った状態での入浴は体に大きな負荷を強いることになり、本来の効用を発揮できません。

サウナを上手に活用し、健康で安全な生活を送るためにも、酒とサウナの組み合わせは避けましょう。サウナ施設の規則や注意事項も必ず守り、責任を持って適切に利用しましょう。

鳴海慎吾
鳴海慎吾

サウナ遠征や出張時など旅先の料理やお酒を堪能したいという気持ちもありますが、サウナ×お酒は禁物。しっかりと自己管理してからサウナを楽しみましょう!

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