コラム サウナの基本知識

サウナで汗が出ない原因と対策 - 代謝を上げて発汗促進

サウナは健康や美容、ストレス解消など様々な効果が期待できる優れた習慣です。しかし、サウナに入っても「汗が出ない」「汗がでにくい」と感じる人も少なくありません。

サウナの効用を存分に体感するには、しっかりと汗を流すことが重要です。

この記事では、サウナで汗が出ない原因と、確実に発汗できる対策方法をご紹介します。サウナ初心者の方も、サウナ好きの上級者の方も、ぜひ参考にしてみてください。

サウナで汗が出ない原因

水分不足

サウナで汗をかくには、前提として体内に十分な水分がある必要があります。脱水状態だと汗が出づらくなるため、サウナ前後に水分を意識的に補給することが大切です。

新陳代謝の低下

加齢や運動不足で筋肉量が減れば、新陳代謝が落ちて血行が悪くなります。その結果、体温の調節がうまくいかず汗が出にくくなります。筋トレなどで基礎代謝を上げると改善できます。

体温調節機能の衰え

発汗は自律神経が調整していますが、年齢とともに自律神経の機能が低下すると体温調節がおかしくなります。若年でも運動不足やエアコン環境に慣れすぎるとその機能が衰えます。

ストレスと自律神経の乱れ

ストレスが蓄積すると自律神経のバランスが崩れ、汗が出にくくなります。仕事や人間関係、睡眠不足などがストレス要因になり得ます。

熱中症の可能性

熱中症が重症化すると、汗が出なくなる危険があります。気付かぬうちに体温が上がり過ぎていると、汗が出ずに体が冷えなくなっている可能性があります。

鳴海慎吾
鳴海慎吾

サウナ室で「あんまりサウナで汗かかないんだよね~」という会話をたまに耳にしますが、100度前後のサウナ室で汗がでないことは考えにくいので、上記のどれかが原因の可能性があるかもしれません。

汗が出ない時の注意点

無理に我慢しない

汗が出ないまま長居すると熱中症のリスクが高まるため、無理に我慢せず速やかにサウナから出ましょう。頭痛やめまいなどの異変を感じたらすぐ出るのが賢明です。

急な温度変化に注意

汗が出ず体温が下がらない状態で急に水風呂に入ると、血圧の急変や心臓・脳に負担がかかり危険です。体を冷やす際は、サウナとの温度差に気をつけましょう。

確実に汗を流す方法

十分な水分補給

サウナに入る前から水分を意識的に取り入れ、サウナ中もこまめにスポーツドリンクなどで水分と塩分を補給しましょう。発汗量に見合った水分量を心がけましょう。

私の場合はサウナ室に入る前にコップ一杯程度の水、セット間でも同量の水分補給を取るケースが多いです。実際には起こっていませんが、全身の水分を総入れ替えするつもりでサウナにはいっています。

入浴前の身体を清める

皮膚の毛穴に詰まった皮脂などの汚れを十分に落として清潔にしておくと、汗が出やすくなります。サウナ前はしっかり身体を洗い清めることが大事です。

徐々に体を温める

サウナの高温に体を慣らすため、最初はシャワーや低温の外気浴を行い、徐々に体を温めていくのがコツです。体の芯から温まっていけば、発汗もスムーズになります。

私の場合は、身体を洗った後5分程度浴槽や温泉につかり身体の表面だけでなく芯まで温まってからサウナに入ることが多いです。

代謝アップで発汗しやすい体質作り

上記の方法でもあまり汗がでないということであれば普段の生活から改善が必要かもしれません。普段運動していないのであれば筋トレを加えることで、筋肉量アップしど基礎代謝が高くなり、体温の調節もしやすくなります。

また発酵食品で腸内環境改善も効果的です。発酵食品やオリゴ糖、食物繊維を意識的に摂取し、良質な腸内環境を保ちましょう。

ショウガ、ニンニク、人参などの体を温める食材を意識的に摂り、発汗を促進させる事ができます。サウナ前後の食事で上手に取り入れてもサウナでの効果をアップグレードできます。

これらはあ普段から汗がしっかりでている方も効果的なので是非取り入れてみてください。

まとめ

サウナで十分に汗を流すためには、生活習慣の改善による代謝アップが欠かせません。筋トレで筋肉量を増やし、発酵食品で腸内環境を整え、体を温める食事を意識することで、着実に基礎代謝が上がっていきます。代謝の良い体は、サウナの熱に耐えられるだけでなく、老廃物の排出や新陳代謝の活性化など、サウナ自体の効果を最大限に引き出すことができます。

サウナで汗がしっかりと出るようになれば、リフレッシュ効果が十分に得られ、さらにはウェイトコントロールやむくみ解消にも役立ちます。サウナへの取り組み方を見直し、上手に汗を流せるようになれば、健康で活力に満ちた毎日を手に入れられるはずです。ぜひ、この機会に汗を大切にするサウナライフを始めてみませんか。

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