サウナを楽しむ上で水風呂は欠かせない存在です。サウナ上級者の中には「サウナは水風呂がメインで、水風呂に入るためにサウナに入る」という方もいます。しかし、水風呂への入浴タイミングや方法を誤ると、体に大きな負荷がかかる危険性があります。
今回は、サウナで体を芯から温めた後の水風呂入浴における注意点と、安全に楽しむためのコツをご紹介します。
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2024/4/1
サウナにハマり初めるとサウナの温度だけでなく水風呂の温度を気にし始める方が多くいます。 「できる限り冷たい水風呂に入りたい!」「冷たくないと整なわない!」などと ...
初心者が陥りがちな水風呂の落とし穴
サウナデビューしたばかりの方は、水風呂に入る際に次のような失敗をしがちです。
温度の変化に身体が付いていけない
サウナで体の芯から温まった後、急に冷たい水風呂に浸かると、体温の急激な変化に体が付いていけません。身体にストレスが高まり、めまいや吐き気、体調不良に陥る可能性があります。サウナ初心者は体の変化に慣れていないため、身体がこの変化についていけず危険性が高くなります。
深部体温の乱れ
サウナで温まったからと言って、すぐに水風呂に入浴すると深部体温が乱れ、発汗が止まらなくなったり、かえって体が冷えてしまう場合があります。極端な体温変化は体に無理なストレスを与えてしまいます。
人の体温は、手足など体の表面に近い部位で変動しやすい「皮膚温」と、脳や臓器など体の中心部で一定に維持される「深部体温」があります。
安全な水風呂入浴の3ステップ
安全で効果的な水風呂入浴の流れは次の通りです。
シャワーやかけ水で体を徐冷する
サウナあとはかけ湯、かけ水で汗を流すことは基本中の基本ですがそれとは別に、慣れるまではかけ水やシャワーで体を徐々に冷やし、体温のギャップを少しずつ埋めていきます。必要であれば浴室内のベンチに座って休憩を取り、体の状態を確認してもいいかもしれません。
水風呂にゆっくり浸かる
体がそこそこ冷えてきたら、水風呂にゆっくりと浸かります。まずは腰から少しずつ、急に浸かり切らないよう気をつけます。水風呂でじっとしていると身体を膜が覆うような感覚になり、冷たく感じなくなることがあります。これを「羽衣」や「バリア」と呼んだりします。羽衣さえ身にまとってしまえば安心、1,2分水風呂につかってクールダウンしましょう。
内気浴・外気浴する前には身体をしっかり拭く
水風呂から出たあともケアが大事です。休憩する前に、体の水分をしっかりと拭き取りましょう。体に水分が残ったままだと、すぐに冷えてしまう可能性があります、必ず拭き取るように心がけましょう。
先日、水着着用のサウナで上半身もカバーする水着を着ていた方が整いスペースで震えていたのをみかけました。体温が気化熱で奪われますので初心者・上級者問わずしっかり身体を拭いてから休みましょう。
まとめ
サウナを楽しむ際に欠かせない水風呂入浴には、適切な方法と注意が必要です。急激な体温変化や深部体温の乱れは体に負荷をかける危険性があるため、安全かつ効果的な入浴方法が重要です。適切な手順を踏み、体を徐冷した後に水風呂に入ることで、サウナの効果を最大限に引き出し、健康に楽しむことができます。