
こんにちは、鳴海慎吾です。
本日はサウナの「動線」についてのお悩みを解決する記事を書きました!
サウナ好きの方々はもちろん、まだサウナに興味がない方でも「サウナの動線」というキーワードを聞いたことがあるかもしれません。サウナブームが広がる中、「動線がいいサウナは最高だ」といった話題を耳にして、なんとなくイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
ところが、いざ「動線」と言われても、「具体的にどんなことを意味するのか?」「快適さとどう関わっているの?」と疑問がわいてくる人もいるはずです。実はサウナを存分に楽しむうえで、この動線がとても重要なポイントになるのです。
本記事では、サウナにおける動線の基本から、どうして動線がいいサウナは高評価を得ているのか、その理由をわかりやすく解説していきます。また、後半では宮崎県内の動線が良いサウナもご紹介していきます。サウナ初心者の方にもわかりやすいよう、専門用語はかみ砕いてご説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
サウナにおける「動線」とは?
サウナの動線とは、一般的に「サウナ室 → 水風呂 → 休憩スペース」の移動経路を指す言葉です。サウナ室で体をしっかり温め、水風呂で適度に冷却し、最後に休憩スペースで体を落ち着かせるという一連の流れの快適度が、サウナの満足度に直結すると言われています。
動線がスムーズな施設では、サウナ室から水風呂、さらに休憩スペースへと移動する際、ほとんどストレスを感じません。反対に、動線が悪い施設だと、サウナ室から遠く離れた水風呂まで歩くうちに体が冷えすぎたり、移動中に周囲の温度差で心身に余計な負荷がかかったりして、せっかくの気持ち良さが半減してしまうかもしれません。
「動線が良いサウナ=良いサウナ」と言われる理由

サウナをより充実させるには、いかにストレスフリーで移動できるかが重要です。サウナの温熱効果を味わった後は、すぐに水風呂で火照った体をクールダウンし、ほどよい冷えを感じ始めるタイミングで一気にリラックスする休憩スペースへ移動する。この一連のプロセスに滞りがなく、自然に流れるように行えると、サウナ後の爽快感がぐっと高まります。
つまり、動線が短い・わかりやすい・移動がスムーズであるほど、サウナ利用者にとって「ありがたい!」と思えるわけです。さらに、衛生面の管理が行き届いていることや、周囲の環境(たとえば光や風、においなど)も含めてスムーズに移動できるかどうかが、施設の評価を左右する大切な要素になります。
快適さの鍵は「ととのう」タイミングにあり
サウナ好きの間でしばしば語られる「ととのう」という言葉。何となく気分が良くなるとか、頭がスッキリするといったイメージを持っている方も多いと思います。「ととのう」とは、サウナで温めた後、水風呂で急激に体を冷まし、さらに休憩スペースで落ち着く過程で、交感神経と副交感神経のバランスが絶妙に切り替わることで得られる独特の爽快感を指します。
2分間が勝負?自律神経とアドレナリンの関係
ある説によると、水風呂から上がった直後の約2分間が「ととのい」タイムのピークと言われています。サウナと水風呂で高まった交感神経と、休憩中に優位になる副交感神経が同時に働くような状態で、脳がクリアなままリラックスを深く味わえる貴重な瞬間です。
しかし、この2分間を逃してしまうと、「あれ?なんだかいまいちスッキリしないかも……」と感じる場合も。そこで大切なのが、「水風呂から休憩スペースへの距離がどれほど短いか」ということ。動線が悪ければ移動に時間がかかり、せっかくの絶好の状態を維持できずに終わってしまうかもしれません。
動線を意識してサウナを選ぶメリット
素早くリラックス状態に入れる
サウナ→水風呂→休憩スペース、それぞれが近いほど「ととのい」までの道のりがスムーズになります。特にサウナ初心者の方は、動線が良い施設を選ぶことでサウナ体験の良さを実感しやすく、定期的に通い続けたくなるきっかけにもなります。
移動で体に余計な負荷をかけない
サウナ室から遠い場所に水風呂があったり、休憩スペースまで長い廊下を歩かなければならない場合、体に余計な刺激が入ります。特に外気温と室内の温度差が大きい季節は、わずかな移動でも体が冷えすぎたり、逆に暑さを感じて疲れやすくなってしまうことも。動線が整った施設なら、快適な温度管理のなかで最小限の移動で済ませられるため、体への負担がグッと減ります。
清潔感が連続する
サウナ室から水風呂に移る道筋に段差が多い、床がビシャビシャに濡れている、休憩スペースが狭く人通りが多いなど、細かな部分でストレスを感じてしまうと気分が削がれがち。動線がしっかり設計されている施設は通路や動きやすい導線が考慮されているため、清潔かつ安全で、続けて行きたくなる快適さを保ちやすいのです。
動線をチェックするためのポイント
サウナ室から水風呂までの距離
サウナ施設でよく見られるチェックポイントのひとつは「サウナ室から水風呂がどのくらい離れているか」。数歩で行けるレベルが理想的とされ、遠いと体が冷えすぎたり、人混みをかいくぐる必要が出てきます。
水風呂から休憩スペースへのアクセス
水風呂で冷えた体を素早く落ち着ける椅子やベンチ、外気浴スペースなどにアクセスしやすいかどうかも重要です。「ととのう」タイムの2分間を最大限活用できる施設であれば、より充実したサウナ体験が可能になります。
衛生管理や安全面も考慮されているか
動線が短いだけでなく、床の滑りやすさや空間の広さ、換気状況なども重要です。気持ちよく利用するためには、安全かつ清潔感のある通路かどうかをチェックしておきましょう。
サウナの動線全国ランキング
日本サウナ学会代表理事の加藤容崇先生が開発したサウナウォッチではサウナ、水風呂、外気浴、の間の歩数も分かるようで、それぞれの移動にどれくらいの歩いているかを元に動線ランキングも公表しております。
【サウナの動線全国ランキング】
— 加藤容崇(Yasutaka Kato) (@taka_katoo) March 15, 2025
休日の朝には・・・・サウナの動線ランキングだよね!
前回はサウナ→水風呂だったから今回は水風呂→休憩
こちらの動線も大事!
動線全国ランキングは↓…
宮崎県内の”動線”が素晴らしいサウナ
ここからは、宮崎県内で特に動線が素晴らしいと評判のサウナ施設をご紹介します。サウナ室から水風呂、そして外気浴(休憩スペース)までの移動がストレスフリーに行えるかどうかは、サウナ体験の満足度を大きく左右する重要なポイント。サウナ初心者の方はもちろん、上級者の方にもぜひ訪れてみていただきたい施設ばかりです。
極楽湯 宮崎店

極楽湯 宮崎店は、宮崎市の中心部にある複合レジャー施設「エースランド」2階に位置するスーパー銭湯・温浴施設です。天然温泉や露天風呂をはじめとする多彩な浴槽や、休憩スペース、食事処も充実しており、週末などは多くの人で賑わっています。
サウナ好きから高い評価を得ているポイントは、何といっても動線の良さ。サウナ→水風呂→外気浴の一連の流れが同じ露天エリア内にまとまっているため、体が温まりすぎる前に水風呂に入り、ベストなタイミングで外気浴へ移行できます。二重扉で熱が逃げにくい配慮や、ほどよい距離に給水器が設置されている点も嬉しいポイント。サウナ室から水風呂の様子を確認できるため、「混んでいるからもう少しサウナに入ろう」といった判断もしやすいのが特徴です。
おすすめポイント
- サウナ、水風呂、外気浴がすべて露天エリアにまとまった抜群の動線
- サウナ室と水風呂、露天スペースの位置関係がわかりやすく、二重扉や給水器などサウナーを理解した設計
- サウナ室から水風呂の様子を見られるので、水風呂の空き状況を確認しつつ退出のタイミングを計れる
-
極楽湯 宮崎店
2024/3/24
宮崎市内にある「極楽湯 宮崎店」のサウナ情報です。〒880-0812 宮崎県宮崎市高千穂通1丁目3-22 エースランド内2階 電話番号:0985-61-4126 営業時間:09:00~01:00※土日祝は朝7時よりOPEN 定休日:ー
SAUNA PARKING AEON MALL MIYAZAKI

SAUNA PARKING AEON MALL MIYAZAKIは、イオンモール宮崎の平面駐車場に設けられた、日本初の「駐車場を活用した完全貸切制プライベートサウナ施設」です。バレルサウナではセルフロウリュを楽しめるうえ、サウナ前にシャワーや水風呂があり、サウナ後すぐにクールダウンが可能。さらに、そのまま外気浴スペースへ移動できるため、絶妙なタイミングを逃さずに「ととのう」体験をしやすい動線が魅力です。
最大8名まで同時に利用でき、水着着用で男女一緒に楽しめるのも嬉しいポイント。県外からの観光客も含め、多くのサウナファンが訪れる注目のスポットです。
おすすめポイント
- セルフロウリュ可能なバレルサウナを完備
- サウナの目の前にシャワーと水風呂を設置し、そのまま外気浴スペースのインフィニティチェアへ直行できる最高の動線
- イオンモール宮崎の駐車場内にあり、ショッピングや映画鑑賞の合間にも利用可能
-
SAUNA PARKING AEON MALL MIYAZAKI
2024/8/4
宮崎市のイオンモール宮崎内にある「SAUNA PARKING AEON MALL MIYAZAKI」のサウナ情報です。〒880-0834 宮崎県宮崎市新別府町江口862-1 イオンモール宮崎 平面駐車場 営業時間:9:00~22:00
すきむらんど温泉 かじかの湯

宮崎県小林市の「すきむらんど温泉 かじかの湯」は、山々に囲まれた自然豊かなロケーションにある温浴施設です。九州初のフィンランド式湿式サウナを導入しており、熱した石に水をかけることで発生するロウリュのスチームでたっぷり汗をかけます。
この施設の大きな魅力は、サウナ室の目の前にある2種類の水風呂と、すぐそばに外気浴スペースが配置されている見事な動線。ロウリュで温めた体を素早く冷やし、そのまま山の景色が広がるデッキで休憩できるため、「ととのう」感覚を最大限に味わえます。大自然に包まれながら入るサウナは、都会地の施設では得られない特別な体験となることでしょう。

おすすめポイント
- 九州初のフィンランド式サウナを導入
- サウナから近い場所に大きな2種類の水風呂があり、水質も抜群
- 外気浴スペースでは、小林市須木の豊かな山並みを眺めながらリラックスできる
-
すきむらんど温泉 かじかの湯
2024/3/24
宮崎県小林市須木村にある「すきむらんど温泉 かじかの湯」のサウナ情報です。〒886-0112 宮崎県小林市須木下田356-1 電話番号:0984-48-2480 営業時間:10:00~21:00 定休日:1第2・第4木曜日
極上の湯 山田温泉

「極上の湯 山田温泉」は、霧島連山の麓に位置する天然温泉で、その美肌効果が評判の炭酸水素塩泉を源泉かけ流しで楽しめる施設です。2023年のリニューアルにより、サウナ室から水風呂、そして露天風呂や休憩スペースへの導線が見直され、より快適に移動ができるようになりました。
サウナの目の前にはすぐに入れる水風呂があり、さらに新設された露天スペースにももうひとつ水風呂が設置されているため、温度管理と休憩場所の選択肢が増えました。水風呂の横では温泉水スタンドから直接水を飲むことも可能で、サウナ後のクールダウンにぴったり。県内地元民がリピートする“動線が素晴らしい”サウナとして注目されています。
おすすめポイント
- 2023年のリニューアルでサウナ&露天スペースの動線が大幅改善
- サウナの目の前に水風呂、さらに露天スペースにも新設の水風呂で移動しやすい
- すぐ横の温泉水スタンドで飲める希少な温泉水を活用しながらリフレッシュ
-
極上の湯 山田温泉
2025/4/5
宮崎県都城市にある「極上の湯 山田温泉」のサウナ情報です。〒889-4602 宮崎県都城市山田町中霧島1913 営業時間:7:00〜22:00
まとめ
サウナでの動線が「いい」と言われるのは、サウナ室→水風呂→休憩スペースという一連の流れをスムーズかつストレスなくこなせるからです。この流れがスムーズだと、サウナの最大の魅力ともいえる「ととのう」タイミングを逃しにくくなり、心身ともに深いリラックスを味わえます。逆に動線が悪いと、余計な負荷がかかり、サウナの良さが半減してしまうこともあるでしょう。
サウナ施設を選ぶ際には、所在地や料金だけでなく、「サウナ室から水風呂までの距離は?」「水風呂から休憩スペースへのアクセスは確保されている?」など、動線に注目してみてください。快適なサウナライフを送るヒントがきっと見つかるはずです。