
こんにちは、鳴海慎吾です。
本日は痛風と尿酸値のお悩みを解決する記事を書きました!
サウナでゆったりと汗をかきながら、日頃の疲れをリフレッシュする時間は格別ですよね。ところが、痛風を抱えている方や尿酸値が高めの方にとっては「サウナで汗をかくと痛みが増すのでは?」「血中の尿酸濃度が上がってしまわないだろうか?」と不安を感じることもあるでしょう。結論から言えば、痛風持ちの方でもポイントさえ押さえればサウナを楽しむことは可能です。
本記事では、痛風の基本知識に加え、サウナがどう尿酸値に影響を与えるか、そして実際に使う際の注意点を詳しく解説していきます。痛風の痛みに悩む方が安心してサウナを利用できるよう、読み手が知りたい情報をできるだけカバーしました。ぜひ最後までご覧ください。
痛風の基礎知識:なぜ痛みが起こるのか
痛風とは、血液中の尿酸値が慢性的に高い状態(高尿酸血症)が続き、関節などに尿酸の結晶が沈着することで炎症を引き起こす病気です。代表的な症状は、足の親指の付け根などに鋭い痛み(痛風発作)が起こること。
痛風になる原因としては、プリン体を多く含む食生活やアルコールの摂取、肥満や運動不足、水分不足などが挙げられます。最近ではストレスや不規則な生活リズムなども関係していると考えられ、生活習慣全般を見直すことが大切です。
- 尿酸値の上昇によって結晶が関節に沈着し、痛みや腫れを引き起こす
- 食習慣(肉類や魚介類、アルコールの過度な摂取など)や水分不足が背景にある
- 遺伝要素だけでなく、ストレスや体重過多、生活リズムの乱れも影響する

この炎症が、俗に言う「風が吹いても痛い」というほど激しい痛みになります。
サウナと尿酸値:どんな影響がある?
サウナに入ると、体が徐々に温まり、血行が促進されると同時に大量の汗をかきます。汗には老廃物が含まれ、尿酸もごくわずかではありますが排出される可能性があります。ただし、尿酸の排出量の大半は腎臓を通じた尿からの排泄であり、発汗による影響は限定的です。むしろ注意すべきは、サウナ特有の「脱水状態」になりやすい点と、サウナ後にお酒を飲みたくなる「習慣」です。
脱水状態による尿酸値上昇
サウナで発汗が促進されると、体内の水分量が低下し血液が濃縮されやすくなります。その結果、血中の尿酸濃度が一時的に上昇することがあるのです。痛風の方は特に、水分不足が発作の引き金になりやすいので要注意。
- サウナ入浴前・最中・後の水分補給を徹底する
- 高温サウナを長時間利用せず、適度なタイミングで休憩を挟む
こうした対策によって、脱水のリスクを最小限に抑えることができます。
サウナ後のアルコールがもたらす影響
サウナでたっぷり汗をかいた後は、冷たい飲み物が恋しくなります。特に、ビールなどのアルコールを飲む方も少なくありません。しかし、アルコールは体内での尿酸産生を増やすうえ、排出を妨げる働きも持つため、痛風の発作を誘発する可能性が高まります。
サウナを出た直後は体が脱水傾向にあるため、血中の尿酸値も上がりやすい状態。そのタイミングでアルコールを摂取すると、さらに痛みを招くリスクが高まるのです。
痛風持ちでも快適にサウナを楽しむコツ
痛風があっても、対策をしっかり行えばサウナのリラックスタイムを安心して満喫できます。以下、具体的なポイントを紹介します。
サウナの温度と入室時間を調整する
高温サウナに長時間入ると発汗量が急激に高まるため、脱水状態に陥りやすいです。痛風の方は特に体調をみながら、
- 5~10分程度を目安に入室し、こまめに休憩を挟む
- ミストサウナや低温サウナを活用する
- 発作が出やすい、あるいは体調が万全でないと感じたら無理をしない
これによって、水分補給のタイミングを取りやすくし、身体への負担を減らせます。
こまめな水分補給と塩分補給を忘れずに
サウナで失った水分を補うため、入室前・休憩時・サウナ後にこまめな水分補給を意識しましょう。水や麦茶、スポーツドリンク(糖分控えめのもの)などが適しています。過度な塩分は控えるべきですが、汗を大量にかいた後はミネラルバランスが崩れがち。そのため、軽度の塩分補給やミネラル摂取も必要です。
- カフェインを含む飲料は利尿作用があるため、必要以上に摂取しない
- 炭酸ジュースや甘い飲み物ばかりに頼らない

私の場合は、汗がものすごくでやすいためこまめな水分補給+塩ラムネなどで塩分補給も行っています。各社いろんな塩ラムネを出していますがサウナ後のラムネは何食べてもうまいのでドラッグストアで気軽に手に入るものでも十分です。
3. 水風呂や外気浴とのバランスをとる
サウナとセットで楽しむ方が多い水風呂や外気浴。体を短時間で冷やし、血行をスムーズにする効果が期待できますが、急激に体温を下げることで体に負担がかかる場合もあります。痛風を抱える方は、
- 水風呂に入る際は心臓や関節に余計な負担をかけないよう短めに
- 外気浴中も水分補給を怠らない
- 自分が「冷えすぎ」と感じたら無理せず上がる
このように、体の声を聞きながら楽しむのが基本です。
4. 平常時と痛みがある時期を見極める
痛風の急性発作が起きている時期は、強い痛みがあり、関節に腫れや炎症が発生している状態です。その期間はサウナに無理して入らず、まずは炎症を鎮めることが優先となります。痛みが落ち着いて通常の生活に戻れるようになってから、日頃の健康管理や主治医のアドバイスに沿ってサウナを利用しましょう。
食事・生活習慣の工夫でサウナをもっと楽しめる
痛風対策には、サウナの入り方だけでなく普段の食事・生活習慣の改善が不可欠です。また、サウナを利用することで得られるリラックスやストレス解消の効果をより実感しやすくなります。
1. プリン体の摂りすぎを控える
肉類・魚介類・ビールなどはプリン体が多く含まれています。もちろん、まったく食べてはいけないわけではないのですが、過剰摂取は尿酸値を上げてしまいます。
- 週末の飲み会でどか食い・どか飲みしない
- 野菜や海藻、大豆製品を活用してバランスの良い食事を心がける
食品中のプリン体含有量 一覧表(PDF)※公益財団法人 痛風・尿酸財団より
2. 日々の水分摂取を充実させる
日頃からこまめに水分をとる習慣があると、尿を通して尿酸を排出しやすくなります。1日に1.5~2L程度の水またはお茶などを飲むよう意識し、排尿回数を増やしておきましょう。サウナに入る日は、さらに意識を高めて十分な水分補給を行うことが大事です。

サウナに行くと汗をかくのでおしっこが出にくくなりますが、尿酸の排出は尿からが大半です。おしっこがでるように水分+ミネラル+塩分を意識しましょう。
3. 適度な運動で代謝を上げる
ウォーキングや軽いジョギング、水泳などの有酸素運動は血行を良くし、体重管理にも役立ちます。痛風発作がないときに無理のない範囲で取り入れると、尿酸値コントロールにプラスになります。
- 運動不足が引き起こす肥満は痛風の大敵
- 適度なエクササイズで体重を適正範囲に保つ
4. 十分な睡眠とストレス管理
ストレスや寝不足が続くと、ホルモンバランスが乱れて血中尿酸値が高まりやすいと言われています。サウナで汗をかきリフレッシュする一方で、日々のストレスを溜めすぎない工夫も重要です。
- 温かい湯船にゆっくり浸かる、ストレッチで体をほぐす
- 趣味の時間や家族との団らんで心に余裕を持つ
まとめ
痛風を抱えていると、少しの生活習慣の乱れでも大きな痛みを伴うことがあるため、サウナ利用に際して不安を感じるのは当然です。しかし、きちんと水分補給を行い、脱水やアルコールの摂取を避けながら無理なく楽しむことで、痛風の方もストレス発散やリフレッシュを得ることができます。
- サウナに入る前・最中・後の水分補給を徹底する
- アルコールはできるだけ控えめに
- 痛みが出ているときは無理をしないで休養を優先
サウナそのものは大きな負担になりにくい一方、脱水や生活習慣の乱れが痛風悪化の原因になることが多いです。日々の食事、運動、睡眠を整えながらサウナを上手に取り入れれば、心身ともにスッキリとした健康的な生活につなげることができるでしょう。

私も痛風を患っており、たまに発症しますがサウナの影響は限定的に身を持って感じています。発症する前は飲み会や贅沢をしすぎてるときがほとんどです;;