アウフグースに欠かせない「キューゲル」とは？

サウナ好きなら一度は耳にしたことがあるであろう「アウフグース」。

熱したサウナストーンにアロマ水をかけ、発生した蒸気をタオルであおいで熱波を送るこのプログラムは、サウナの楽しみ方の一つとして人気を集めています。宮崎県内でも宮崎第一ホテルなどの施設でアウフグースが提供されており、知名度もぐんぐんあがってきております。

キューゲルという言葉を聞いたことがありますか？これは、アウフグースで使用される特別な氷の球のことを指します。キューゲルはアウフグースに欠かせないアイテムの一つです。今回はそんな「キューゲル」について説明していきます。

アウフグースに欠かせない
「キューゲル」とは？

キューゲルとは、ドイツ語で「球」を意味する言葉で、アウフグースで使われる氷の塊のことを指します。特徴は以下の通りです。

独特の形状

通常の氷とは異なり、キューゲルは完全な球形をしています。この球形は単なる見た目の美しさだけでなく、均一に溶けていくという機能的な面も持ち合わせています。球形であることで、表面積が最小限に抑えられ、溶けるスピードが均一に緩やかになります。これにより、アロマの香りが長時間持続するという嬉しい効果が生まれるのです。直径は通常5〜10cm程度で、手のひらに乗るサイズが一般的です。

アロマオイルとの融合

キューゲルの最大の特徴は、アロマオイルや香りのエッセンスを含んでいることです。キューゲルを作る際に、水にアロマオイルや香りのエッセンスを加えて凍らせることで、様々な天然エッセンスやアロマオイルを閉じ込め、溶ける際に香りを放出します。ラベンダー、ユーカリ、ペパーミント、シトラスなど、多様な香りを楽しむことができます。

これにより、キューゲルが溶けるにつれて、閉じ込められていた香りが徐々に放出されます。サウナ室内に心地よい香りが広がり、リラックス効果や気分転換を促進します。アロマの種類を変えることで、その日の気分や目的、音楽に合わせたアウフグースを楽しむことができるのです。

鳴海慎吾

キューゲルのスペルは、ドイツ語で "Kugel" と書きます。"Kugel" は、ドイツ語で「球」や「球体」を意味する言葉です。この言葉は、中高ドイツ語の "kugele" や古高ドイツ語の "kugula" に由来し、さらにはインド・ゲルマン語の "geu-" (丸くする、曲げる) に遡ります。

鳴海慎吾

ちなみに英語圏では「ice ball」や「aroma ball」という表現も使われることがありますが、本来のドイツ語由来の「Kugel」が国際的に認知されているみたいだぞ！

まとめ

アウフグースに欠かせない「キューゲル」について紹介してきました。キューゲルを使えば、長続きする香りと蒸気、そして視覚的な楽しさもプラスされます。アウフグースマスターのパフォーマンスや音楽だけでなく、キューゲルやアロマなども意識してみると、いつものアウフグースがより充実したものになるかもしれませんね！

鳴海慎吾

Aufguss Championship Japan（ACJ）などのパフォーマンスを見ていると、キューゲルを割と早い段階で潰しちゃうのは何故なんだろう。。。知ってる方いたらコメントで教えて！